広島東洋カープの2軍本拠地・由宇球場(山口県岩国市)を訪れた観客に、地元の商店街にも足を運んでもらおうという取り組みが始まりました。商店街での買い物を、チームの必勝祈願につなげようというねらいです。

岩国市由宇町の商店街にやってきたのは、由宇球場での試合観戦を終えたカープ女子。観光協会の職員が案内しながら商店街を回ります。由宇球場を訪れた観客に駅前の商店街で買い物をしてもらおうと、由宇町観光協会が始めたプロジェクトです。

6月30日から由宇球場のファームの公式戦は、暑さ対策のため試合開始が2時間繰り上がり、午前10時半になりました。それによって生まれた時間を利用して商店街に立ち寄ってもらおうというねらいです。買ってもらうのは店の商品だけではありません。

カープの必勝を願う絵馬。新たに誕生した観光協会のマスコットキャラクター「勝助くん」が描かれています。

その絵馬に願い事を書いて訪れたのは・・・由宇小学校近くにある榊八幡宮です。

商店街で絵馬を買って神社を訪れ、推しの選手の活躍や必勝祈願などの願い事を奉納するのが「絵馬周遊プロジェクト」です。今回参加したカープ女子3人は試合のたびに広島から訪れていますが、これまでは球場にしか行ったことがなかったそうです。

カープ女子
「推しの選手の支配下登録をお願いしました」
「もうちょっと長く商店街を見て、お菓子とかもいっぱいあったのでゆっくり選んで、店の人とお話できたらいいなと思いました」
「長くやってるお店がたくさんあって、すごく温かく受け入れてくれて、初めてなのにまた来てねみたいな感じで送り出してくれたので、また球場に来たとき、今もう試合が早まってて早く帰れるんで、帰りに寄って『きょうは勝ったよ』とか言って報告したいなって思いました」

奉納された絵馬には、若鯉たちの成長やまちの盛り上がりを期待する願い事も見られました。

由宇町観光協会 貞永知志 代表理事
「今までなかなかできなかったカープファンの人に由宇町に来てもらうっていうその一歩ができたのかなとは思いますね」

観光協会は、今後はカープファンに恩返しできるような取り組みを考えたいとしています。