2026年5月、静岡県牧之原市の中学校で生徒の修学旅行の積立金など約1000万円がだまし取られたサポート詐欺事件で、市教育委員会は「被害にあった全額が保険で支払われることになった」と7月14日、明らかにしました。
事件は2026年5月、牧之原市の相良中学校で職員が事務室のパソコンを操作中にサポート詐欺に遭い、学校が管理する口座から生徒の修学旅行の積立金や卒業アルバムの制作費など約1000万円がだまし取られました。
牧之原市教育委員会は、事件直後から全国市長会の市民総合賠償補償保険の適用を申請していましたが、7月10日、事務局から正式に保険が適用される旨の連絡を受けたということです。
だまし取られた1000万99円に送金手数料を合わせた1000万235円が保険で支払われる見込みです。
これを受け、相良中学校は14日午前、保護者全員に対して、保険が適用される旨を一斉に連絡しました。
相良中学校は、保護者に発信した文書で「保護者の皆様に金銭的な追加負担をお願いすることは一切ございません」「9月に予定しております修学旅行や卒業アルバムの作成をはじめ、すべての教育活動につきましても、当初の予算及び計画どおり支障なく実施してまいります」などと呼びかけています。
保険の適用を受け、牧之原市の橋本勝教育長は「この度、保険が適用され、戻ってくるという事でひと安心している。今後はこのような事案が二度と起こらないよう、しっかりと対策を講じ、学校を指導、支援していきたい」とコメントしました。
一方、牧之原市は14日に開かれた市議会臨時会に、積立金などを預けていた生徒123人を対象とした賠償金約1000万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出し、可決されました。
市教育委員会は、保険が支払われ次第、財源の振り替えを議会に上程する方針です。
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