「議長就任前に巨額の金を渡した」という証言。福岡県議会が政治とカネの疑惑で揺れています。さらに、県が肝いりで進める事業にも不可解な点があることがわかりました。背後に見え隠れするのは県議会の“ドン”と呼ばれる人物です。
「カツアゲ、みかじめ料的な要求」福岡県議会の金銭授受疑惑

吉松源昭 福岡県議
「人の弱みにつけこんだカツアゲ、あるいはみかじめ料的な要求だった」
7月7日、福岡県議会の現役議員が行った告発に波紋が広がっている。
吉松源昭県議。当選は7回を数え、自民党県議団に所属していた2020年には議長を務めた。
その議長就任の前に、自民党県議団の幹部から複数回、現金を要求されたと訴えたのだ。
はじまりは2018年12月。

吉松源昭 県議
「当時の原口自民党県議団会長より、議会運営に対して『汗をかく気があるんだろ』と議会棟内で声をかけられました。『はい』と答えたところ『他会派との懇親ゴルフ代などとして負担して欲しい』と。私は『いくらですか』と尋ねたところ『550万円』と要求された」
吉松県議は、応じなければ県議団のなかで冷遇され、議長などの候補から外されると思い、県議団の幹部らが参加するゴルフ代として550万円を支払ったという。
さらに翌年の2019年。

吉松源昭 県議
「1000万円を10月16日に持参するよう指示され、16日に自民党県議団の会長室で、松本会長・中尾幹事長に手渡しました」
吉松県議は、この前日に現金の受け渡しを県議団幹部から指示されたとする音声を公開した。

吉松県議が公開した音声
「明日、松本会長(県議)が荷物を預かります。責任持って立ち会いますから」
「ちょっとね、大金やけんね。管理しとかんと」
吉松県議によれば「荷物」とは現金を指すという。

吉松県議は2018年から20年にかけて、ゴルフ代としてあわせて1750万円を渡したとしている。さらに新年会などの際に支払ったものを加えると、総額は約2000万円に上るという。














