道南の福島町でクマに襲われ男性が死亡した事故から12日で1年です。
あの事故で何が変わったのか現地を取材しました。

10日午後の福島町です。

町内放送
「町内にクマ1頭が出没しました」

クマが市街地に出没したとの想定で始まった訓練には、1年前の出来事が深く刻まれています。

目撃者
「玄関のドアを開けたら、目の前にクマが人間の上にかぶさっているのが見えて、そのうちクマが人間をひきずっていった」

2025年7月12日の未明、福島町の住宅街で新聞配達中の男性がクマに襲われ、その後、遺体で発見されました。

近くの小学校は、見守り登校に。警察は、24時間のパトロール。
穏やかな生活は、一変しました。

クマは、事故の6日後に駆除されましたがDNA鑑定で衝撃の事実も明らかになりました。

2021年に、福島町で当時77歳の女性を死亡させたクマだったことがわかったのです。

麻原衣桜記者
「当時、男性が遺体で発見された現場です。現在は見通しが良く、奥の方まで見渡せる状況です」

事故当時、草藪に覆われていた現場は草刈りが終わっていました。

住宅街でクマが身を隠す場所をなくす対策です。
福島町によりますと、2026年度、一般的なサッカー場の4・5個分、3万2300平方メートルの草刈りを行います。

麻原衣桜記者
「事故の2日前には山際にある、こちらのごみ箱がクマに荒らされ、生ごみの入った袋がなくなる被害もありました」

そして、ごみ出しにも変化が。

福島町民
「今はごみを回収車が来る直前に出すようにしている。前は前日にも出していた」

ごみは収集日の朝に出すことが徹底されています。

クマが、ごみ箱を荒らし人間の食べ物の味を覚えると住宅街に引き寄せる可能性があるためです。