夏休みの予算減少 背景は貯蓄率?

高柳キャスター:
夏休みの予算が減ってしまった理由の一つとして考えられるのが、内閣府が出している「貯蓄率」です。貯蓄率というのは、手取りから消費にかかる支出を差し引いて貯蓄に回せた割合のことです。

2020年は、コロナ禍だったこともあり、消費機会の減少を受けて、貯蓄率が20%に上昇しました。

しかし、2025年になると、貯蓄を取り崩す傾向がみられ、貯蓄率はマイナスになっています。

TBS報道局 経済部 藤原由季子 記者:
2024年の後半から2025年の後半までの1年間、貯蓄率はずっとマイナスの状態が続いています。

専門家によると、この取り崩しは高齢者をはじめとした低所得世帯でみられているということです。消費と貯蓄のバランスが難しくなり、取り崩しにつながっているというのです。

井上貴博キャスター:
2024年は、政府による物価高対策で貯蓄率が上昇したということですか?

TBS報道局 経済部 藤原由季子 記者:
これは家計のデータを基にした貯蓄率ですので、政府の物価高対策(給付金など)が反映されて一時的に押し上げられたとみられます。

高柳光希キャスター:
このような背景を考えると、物価高対策も必要な側面があるし、わかりやすい政策があると消費に直結することが数字として見えます。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
(2024年に)貯蓄が増えているのは明らかに給付金によるもので、受け取った給付金を使わずに、そのまま貯め込んでる結果です。そのため、今後給付金を出しても、かなりの人が溜め込んでしまう可能性があります。

取り崩しの人たちは、年金の増え方が物価の増え方よりも低いので、お金が不足し、貯蓄を下ろしているのです。

年金だけでは生活に不十分だということが如実に表れています。年金の底上げなど、長期的な対策を実施していかないと、今後も取り崩しがどんどん増えてくるでしょう。

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<プロフィール>
藤原由季子
TBS報道局経済部 内閣府担当
お金を貯めていつかハワイに行きたい

星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年