成虫になると?
──成虫になるとどうなりますか?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「そんな住み心地のいいこの泡、成虫になると完全に決別します。
成虫なるまで育ってきた居心地のいい住処を離れ、自分の脚と翅でパートナーを探すために外の世界へと文字通り羽ばたいていくのです。
泡の中にいたときのように角が少なく、少しぷにょっとふっくら柔らかい感じではなく、体は薄い茶色っぽく硬くなり、セミのような顔をした流線型の丸っこくありながら全身がシュっとした姿になります。
驚くのは、そのジャンプ力。幼虫時代は泡から取り出すとジタバタもがきながら歩いてどこかへ行ってしまう姿を目にしますが、成虫になると種類によっては、自分の体長の100倍以上も力強く跳ぶことがあります。
じっとしていたと思って捕まえようと手を伸ばすと、まるで消えたかのように目の前から姿を消してしまうようにも見えます。
おうちの近くの庭や畑でこの泡を見つけると、病気かな?と心配する人もいます。もちろん農作物で大量発生すれば影響が出ることもあるかもしれません。
しかし、庭先で数個見つかる程度なら、慌てて取り除く必要はほとんどありません」














