高校野球でも熱中症対策がとられていますが、スポーツ選手にとっては、熱中症を防ぐだけでなく、暑い中でいかに力を発揮するかも重要です。

そこで、今回、宮崎市で合宿を行っているラグビー日本代表の暑さ対策を取材しました。
世界と戦うトップアスリートはどのように暑さに備え、パフォーマンスを維持しているのでしょうか。

段階的に体を暑さに慣らしていく「暑熱順化」

先月から、宮崎市で合宿を行っているラグビー日本代表。
暑い時期や暑い地域での試合もあり、試合に勝つには、暑さ対策は重要です。

日本代表のコンディショニングを担当する太田千尋コーチはこう話します。

(ラグビー日本代表 太田千尋コーチ)
「パフォーマンスが熱(気温)が高いと落ちてしまう。特に持久力の部分がかなり低下してしまいますので、それを維持するためにも『暑熱順化』、それに対する『リカバリー』は非常に重要なことだと思っています」

まず、重要なのが、暑さに慣れる「暑熱順化」。

朝や夕方など比較的気温が低い時間帯から練習を始め、段階的に体を暑さに慣らしていくことがポイントです。

いきなり暑い屋外で練習するのではなく、こんな工夫も…

(ラグビー日本代表コーチ 太田千尋さん)
「秋に暑い国に行くときには、場合によってはジムの中を暑くしたり、昔だと低酸素ルームを暑い状況にしてトレーニングを行っていた」

また、屋外での時間を短くするため、ウォーミングアップの一部は、室内で行い、余計な体温の上昇を防いでいるそうです。