落合政権の10%の底上げは実際に個々の力にどう影響を与えた?

―2004年落合博満監督が就任した際に個人個人が10%底上げしたら優勝できるといってその通りになったが、首脳陣としてどのように感じていたか?
森氏「あのときは、メンバーほとんど変わらずにやりましたから、10%以上、20%上がった人もいますでしょうし、上がらなかった人もいるでしょうけど、その中で上がれば優勝できると監督自身が口に出しましたが、そう言われても私たちは中々優勝できるもんじゃないと思ってましたけど」
―監督がそうは言っても、どこか懐疑的な部分もあったんですか?
森氏「ピッチャーの頭数についてはまだと思ってましたし、岩瀬をやっと抑えにするっていう時期でしたから、完璧なものではないとまだ思ってましたから、それから時間が経ってとは思ってましたけど、監督があれだけ、優勝する!優勝する!と言いますからそれにつられて、信者になったように、だんだん勝ちがついてくるという気持ちになっていきましたね」
個々の力を上げていくにも指導者のモチベーターとしての意識が息づいている。落合政権時にはある意味でのせられて、それにつられるように伸びていくことがあった。落合氏曰く戦力は首脳陣が作るものという。指導者自身もその意識を持って役割を全うするという考えなのだろう。井上一樹監督は負けが混むと少しネガティブな発言が出てしまいがちだが、個の力が伸びてきている今、改めて指導者として個の力をどう操っていくかの意識を強く持ってもらいたい。
澤村桃














