富山県は8日、富山空港の新たな愛称を「富山高山すし空港」(英語表記:Toyama-Takayama Sushi Airport)に決定したと発表しました。
富山県の新田知事が8日、定例の記者会見で明らかにしました。
知事によりますと、これまでの愛称「富山きときと空港」は平成24年に決定され、13年あまりにわたり使用されてきました。今回の変更は、空港運営事業者からの提案を受け、ブランディングの専門家や県議会の意見も踏まえて検討が進められたものです。

背景には空港を取り巻く厳しい環境があります。令和7年度の利用者数は37万9306人で、前年度比で5年ぶりに減少しました。平成24年度の94万4559人と比較すると、約60%の減少となっています。
愛称に「すし」を採用した理由として、県は世界的な認知度と直感的な分かりやすさを挙げています。県のブランディング戦略「寿司といえば、富山」の発信強化にもつながるとしています。

「高山」については、外国人宿泊者数が年間100万人に及ぶ飛騨高山地域への空の玄関口であることを世界に発信する狙いがあります。
富山県全体の外国人宿泊者数は令和7年約38万7000人であり、高山との知名度の差を空港名に反映させました。
岐阜県の江崎禎英知事は「富山空港に『高山』という名前が付くことになると、飛騨高山方面の入口があることを世界に発信することになる」とコメントしています。
高山市の田中明市長も「富山空港を通じたインバウンド誘致は一緒にやらせていただければ」と述べており、広域連携への期待が示されています。
今年4月には混合型コンセッションの導入により民間事業者による空港運営が開始されており、官民が連携して国際定期便の再開や利用促進に取り組むとしています。















