サッカー・ワールドカップでレッドカードを受けたアメリカ代表選手の出場停止処分が猶予された問題で、UEFA=ヨーロッパサッカー連盟は「前例のない、理解しがたい決定に強い不信感を表明する」と批判しました。
1日に行われたサッカーワールドカップのボスニア・ヘルツェゴビナ対アメリカの試合では、アメリカ代表の選手が相手の足を踏むファウルによりレッドカードを受け、退場となりました。
レッドカードで退場になった場合、次の試合は出場停止となりますが、FIFAは5日、この処分を1年間猶予すると発表しました。
今回のFIFAの決定について、UEFA=ヨーロッパサッカー連盟は、「このような前例のない、理解しがたく正当化できない決定に強い不信感を表明する」などと声明を発表しました。
また、声明では「他の多くの選手が同様の状況に置かれ、出場停止処分を受けている大会の最中に例外を設けるなど論外だ」とも指摘しています。
今回の決定をめぐっては、アメリカのトランプ大統領がFIFAのインファンティノ会長に電話し、出場停止処分の見直しを要請していたと報じられています。
また、ベルギーサッカー協会は今回の決定に「驚愕した」とする声明を発表。
FIFAからは現在に至るまで一切の説明がないとして、「異議を申し立てるほか選択肢がない」と述べたうえで、FIFAに対し出場停止処分の猶予に関する決定書の写しの提出や、経緯の説明を求めました。
さらに、「一連の出来事を深く憂慮している」とFIFAの対応を批判したうえで、「今後も倫理や公正な競争、そしてサッカー全体の利益を守るために闘い続ける」としています。
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