「夏バテ」や「うつ病」との違い

夏の不調は「夏バテ」と片づけられがちですが、長妻医師は見分けるポイントがあると話します。

夏バテは「暑さによる身体の疲れ」が中心で、休養をとったり涼しい環境で過ごしたりすれば改善しやすいのが特徴です。

これに対し新学期前の心の不調は、「学校」という話題が出たとたんに表情が曇る、新学期が近づくほど症状が重くなるなど、心理的なきっかけと結びついていることが多いといいます。

一方で、うつ病との違いは症状が和らぐ場面があるかどうかが、見分ける手がかりになると長妻医師は話します。

精神科医 長妻渉医師
「新学期前の不調は学校というストレスへの反応で、休みの日やストレスから離れると軽くなることが多い。一方うつ病は、学校に限らず趣味や友達との時間も楽しめず、一日中、気分の落ち込みや意欲の低下が続きます」

ただ、両者ははっきり分けられるものではなく、適応反応からうつ病に移行することもあるため、専門の医師のもとで経過をみることが大切だとしています。