6月の任期満了に伴う青森県知事選についてです。現職の三村知事はこれまでと同様進退を表明していません。ただ、自民党県連幹部は、知事と接触は重ねていて進退表明の時期は迫り、候補者の選考は「今週が山場になる」としています。

現職の三村知事

三村知事は15日まで、知事選で同行が注目される青森市の小野寺晃彦市長と一緒に沖縄県でトップセールスをしていましたが、これまでに自身の進退について表明していません。
このため、三村知事が勇退した場合、出馬するとしている小野寺市長も知事の結論を待っていますが、いまの状況をトップセールスしたリンゴに例えて、こう、表現しています。

※青森市 小野寺晃彦市長
「リンゴもおのずと熟していきますから、ちゃんと色付きを待って、物を申すべきだと思います。そういう立場です。その先、自民党の手続きの話があれば、しかるべく相談していく」

また、むつ市の宮下宗一郎市長は15日、オランダへの出張を終えて初めての公務となる消防団の出初式へ臨みましたが、出馬の意向を表明している知事選について報道各社の取材には答えませんでした。

こうしたなか、14日に開かれた自民党県連の知事選候補者の選考委員会では候補者の具体名は挙がらず、小野寺市長と宮下市長の2人についても県連に働きかけがないため、現時点で選考対象とはしない考えです。

ただ、自民党県連幹部は、三村知事と接触を重ねていて進退を表明する時期も迫り、候補者の選考は「今週が山場になる」としています。