なぜ「池袋」なのか?

池袋駅は人が集まる巨大ターミナルです。
JRの乗客数(2024年度)は、約67万人の新宿に次いで、約50万人と第2位。
JR以外にも、東京メトロ・東武鉄道・西武鉄道など4社8路線が通り、1日の乗降客は約236万人です。
また外国人観光客も多く、2024年の調査では、東京を観光する4人に1人が池袋を訪れています。税制の免除に加え、比較的安い飲食店やホテルが多いのが理由のひとつです。
これによって平日・休日の集客差が少ないのが池袋の特徴です。

また、家電量販店がたくさん集まることで、比較して買いたい客が集まります。
渡辺氏は、
「一度に買い物を済ませたい旅行客や家族連れに強い。家電の街として認識され始めると、エリア全体の来街者は増え好循環になっていく」と話します。

“家電戦争” 消費者のメリットは?

渡辺氏に、“家電戦争”による消費者のメリットについて聞きました。

まず第一に、競争によって価格が下がりやすくなります
さらに、サービスも向上します。
インターネットで購入できる時代だからこそ、「比較・体験・相談」に対するニーズが高まっています。特にAI家電は「どう便利か」を実際に触って理解してもらうことが不可欠なので、体験型ブースやイベントスタッフの専門説明が差別化のカギになっています。

また、店舗が近い距離にあることで、歩いてすぐに比較検討ができます
実店舗の弱点である品揃えを、エリア全体でカバーすることができるのです。

恵俊彰:
そういう意味では同じグループってこと?みんな仲間であると。

消費経済アナリスト 渡辺広明氏:
そうです。もう皆さん家電を買う時に「池袋」に行くじゃないですか。他のエリアは逆にピンチですよね。
ただし価格競争になると、利益が取りづらくなるという(企業にとっての)マイナス面も当然あります。