気象庁によりますと、2日午前9時に発生した台風9号(バービー)は、発達のペースが早く、24時間後の3日午前9時現在、マーシャル諸島で中心付近の最大風速が35メートルと強い勢力になりました。この後も発達しながら西寄りに進み、6日(月)午前9時には中心付近の最大風速が55メートルと、猛烈な勢力でグアムやサイパンなどのマリアナ諸島に進む予想です。

ところで気象庁は6月に、南米のペルー沖の海面水温が平年より高くなるエルニーニョ現象が春から発生しているとみられる、と発表しました。このエルニーニョ現象が起きている時は、気象庁によると
●台風の発生位置が、平常時に比べて通年では南東にずれる傾向がある(夏と秋は南にずれる傾向がある)
●夏、最も発達した時の台風の中心気圧が平常時よりも低い傾向がある
●夏、台風の発生から消滅までの寿命が長くなる傾向がある
とされています。台風が日本の南東に離れた位置で発生すると、そのぶん海面水温が高い領域を長い時間に渡って進むため、発達する台風が多くなるのです。日本のはるか南東のマーシャル諸島で発生した今回の台風9号は、まさにエルニーニョ現象時の特徴をもった台風と言えそうです。
【画像を見る】雨風シミュレーション(3日~8日)














