「利上げ」と「為替介入」でも止まらない円安 背景にある「積極財政への市場の懸念」
井上キャスター:
今、アメリカの金利は3.75%ですが、また年内に上がる可能性が出てきました。日銀としては今後どうしていくのでしょうか。

円安のブレーキとして、直近では31年ぶりに政策金利を1%に引き上げました。さらに、11兆円規模の為替介入をしました。
一方で、円安のアクセルの要因となっているのが「積極財政に対する市場の懸念」です。
例えば、食料品の消費税減税や370兆円の官民投資などを打ち上げていますが、財源が確保できるかは不透明なままなので、市場に懸念が広がり、円安の流れになってしまっています。
このことから今、「日本はブレーキとアクセルを両方踏んでいる」というふうに言われています。

星浩さん:
これはもう明らかに“高市円安”と言っていいと思います。
政府は積極財政をしようとしていますし、最近少しずつ原案が明らかになっている来年度の「骨太の方針」も、いわば“ばらまき路線”で行こうとしています。
私も時々、外資の人から問い合わせを受けますが、皆さん「積極財政で間違いないですね」という言い方をされます。そうなると、「日本の赤字はどんどん増えて、円の価値は安くなる」と見なされるため、円を売っていく流れが止まらないのが現状です。
ですから、この流れはなかなか止めようがない、ということになっていると思います。
出水麻衣キャスター:
やはり積極財政にすると、海外から「日本経済や円の運用は大丈夫か?」という目が向けられ、結果として円安が加速するということですね。
星浩さん:
財政赤字や借金がさらに増えるとなると、当然、円の価値は下がっていきます。














