きょう(2日)も一時、39年半ぶりの円安水準となりました。円安が国内に物価高をもたらす一方、外国人観光客は「すべてが手ごろだ」と話しています。
埋まらない日米の「金利差」 サブスク利用も円安の“引き金”に?
井上貴博キャスター:
なぜここまで記録的な円安水準になったのでしょうか。要因はいくつかありますが、よく言われているのが日米の「金利差」です。

日本はこれまで景気を良くするために「マイナス金利政策」や「ゼロ金利政策」といった超低金利政策を続けてきました。デフレだったので、物価の下落を止めるために、世の中にお金が回るような政策を進めてきたわけです
しかし最近は物価が上昇しているため、その勢いを抑えるために金利を引き上げ、現在は1%となっています。
一方、アメリカは日本よりも早くから金利を引き上げていました。日本以上に急速に進んだ物価上昇を抑えるため、2022年には0.25%だった政策金利を、わずか1年半で5.5%まで一気に引き上げました。現在は利下げが進み、上限3.75%まで下がっています。
日米の金利差は2.75ポイントもあるため、より高い利息が期待できるアメリカのドルを買う動きが強まり、結果として「円を売って、ドルを買う」という流れが加速しています。

この差を改善しようにも、イラン情勢の緊迫化など、国際的に状況が悪くなっています。そうなると、信用が比較的高いものに通貨を変えていこうという流れになり、結果として、信用の高いドルを買う動きになります。
また、より身近な例を挙げると、多くの人が何らかのサブスクリプション(サブスク)サービスを利用していると思います。その大半は海外のサービスです。
私たちは円で支払っていますが、その資金はドルに換算されて海外企業へと渡ります。つまり、知らず知らずのうちに、たとえ月額1000円程度であっても「円を売っている」ことになるのです。
円を売ってドルを買っているとすれば、微々たる規模ではありますが、私たちの消費行動が円安を加速させている側面もあります。もちろん、サービスの利用自体は仕方のないことですが、こうした背景があるのも事実です。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
加えて、アメリカはすでにインフレが厳しいため、さらに利上げする動きが出ています。さらに利上げした場合、金利差はより開いてしまうため、これも円安要因になります。














