北海道渡島地方に住む70代の女性が、警察官や検察官を名乗る男らに「あなた名義の口座がマネーロンダリングに使われている」などと言われ、1787万円をだまし取られました。警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、6月19日、女性の自宅の固定電話に、東京電力の職員を名乗る男から「電気料金の未納がある」などと電話がありました。その後、LINEに誘導され、通話機能で、警視庁の刑事「カメイ」を名乗る男や東京地方検察庁の検察官「ミズクラ」を名乗る男などから、「あなた名義の口座がマネーロンダリングに使われている」「銀行のお金を金融庁で調べる必要があるので振り込んでください」「調査後にお金は戻ります」などと説明を受けたということです。

さらに、女性の氏名などが記載された「凍結及び勾留状(通常逮捕)」と題する文書の画像が送られ、これを信じた女性は、6月24日から7月1日までの間、指定された口座に合わせて13回、合計1787万円を振り込み、だまし取られました。7月1日、警察が金融機関から「詐欺被害に遭っていると思われる口座がある」と連絡があり被害が発覚。女性は警察から連絡があるまで被害に気づいていませんでした。警察によりますと、渡島地方では80代の女性にも6月19日に「電気料金の未納分がある」と連絡があり、同様の手口で1990万円騙し取られる被害があったということです。警察は、同じ詐欺グループの犯行とみて捜査を進めるとともに、「警察官や検察官が『現金を確認する』『口座を調査する』などと言って金銭を要求することはないため、不審な電話があれば、一人で判断せず、警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。