交通手段を持たない「買い物弱者」向けの移動スーパーが、住民の見守り活動を支援する5例目の協定を黒部市などと結びました。
富山県内で5例目の協定を結んだのは、富山県黒部市と黒部市社会福祉協議会、そして食品スーパーのアルビスです。
協定では、アルビスの移動スーパーで買い物弱者向けのルート販売を行うことや、地域の見守り活動に取り組むことなどが盛り込まれています。
黒部市は人口のおよそ3割が65歳以上の高齢者で「買い物弱者」への支援が課題となっています。
アルビスによりますと、黒部市内では協定に先駆けて去年8月から11月末までの4か月間で、3台の移動スーパーがルート販売を始めています。
これまでに1週間平均で160か所、延べ370人が利用していて、なかには高齢者や妊婦などが集まり情報交換するなどの憩いの場所になっている地域もあるということです。
アルビスが富山県内の自治体と協定を結ぶのは、これで5例目で、官民連携の課題解決の形として期待されています。