3月に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の韓国代表に選出されたカージナルスのトミー・エドマン(27)が日本時間15日、単独インタビューに応じ、大谷翔平(28)やダルビッシュ有(36)ら侍ジャパンについて語った。大谷とは対戦経験がないと言うが「彼はモンスターだね。あんな選手はいない」と話し「願わくば叩きのめしたい」と対戦を心待ちにしている。

エドマンは、栗山英樹監督(61)が侍ジャパンへの招集を明言したラーズ・ヌートバー(25)とチームメイトで「親友」。母親が韓国出身で、妻は日本にルーツを持つという。インタビューの前に出席した会見では「韓国語の勉強を始めた」ことを明かし「(妻と)ちょっとしたライバル心もあって面白い。妻は日本へ行き、妻の両親も日本へ行く。アジアにたくさん家族がいてとても楽しい経験になるはず。みんなとても楽しみにしている」と語った。

遊撃、二塁を中心に、内野ならどこでも守ることができるユーティリティープレーヤーのエドマン。2021年は159試合に出場し、打率.262、11本塁打、56打点、30盗塁。二塁手でゴールドグラブを獲得している実力者だ。2022年も打率.252、13本塁打、57打点、32盗塁をマークしている。

日本、韓国、チェコ共和国、オーストラリアのプールBは3月9日に東京ドームで開幕。日本は同10日に韓国と対戦する。

Q.韓国系アメリカ人選手として初めて韓国代表でプレーする
エドマン:

とても興奮している。韓国系アメリカ人選手として初めて韓国代表チームでプレーできることはとても名誉なこと。この経験ができることに興奮している。

Q.最大のライバル日本について
エドマン:

韓国にもたくさん素晴らしい選手が’いるが、日本にも素晴らしい選手がたくさんいる。このライバル関係の一翼を担うことに興奮している。特に東京ドームという、日本中で知られている有名なスタジアムで彼らと対戦できることにこの上ない興奮を覚えている。きっと素晴らしい戦いになる。楽しみだ。

Q.チームメートのヌートバーが日本代表でプレーする
エドマン:

間違いなく彼と対戦するのは楽しいだろうね。彼は親友。お互いに悪口を言い合うと思うよ。あの舞台で彼と対戦できることを考えただけで楽しいし、その経験ができることにとても興奮している。

Q.大谷の印象は
エドマン:

彼は怪物(モンスター)だね。あんな選手はいない。野球の歴史上、誰もやったことのないことをやってのけたんだ。打者としても投手としても飛び抜けている。彼は世代を代表する選手。2019年に3試合エンゼルス戦があったけど対戦はなかった。(ともにスタメン出場)彼が再び日本でプレーするのを見るのも楽しみだし、彼と競い合う(対戦する)のも楽しみだ。願わくば彼を叩きのめしたい。

Q.まだ投手大谷との対戦はない
エドマン:

ないね。対戦したことはない。対戦することを望んでいる。

Q.ダルビッシュについては
エドマン:

ダルビッシュとはかなり対戦しているよ(16打数6安打、0本塁打、0打点、5三振、打率.375)。WBCでも彼と会えるのを楽しみにしている。彼はカブスにいたから5試合くらい対戦したかな。だから大谷よりは彼のことを少し知っている。本当にいい投手だよね。

Q.あなたにとって韓国代表でプレーする意味とは
エドマン:

とても意味深い。とても光栄だ。私はこれまで自分の人生の中で自分のもととなる韓国に触れる機会がなかった。今回はそれができる最大の機会だ。だからエキサイトしている。韓国の皆さんに誇りに思ってもらえるように頑張りたい。