■FIFAワールドカップ2026 決勝トーナメント1回戦 アメリカ 2 ー 0 ボスニア・ヘルツェゴビナ(日本時間2日、サンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム)

開催国のアメリカ代表(FIFAランク17位)が、決勝トーナメント初進出のボスニア・ヘルツェゴビナ(同64位)を2ー0で破り、ベスト16に駒を進めた。カナダ、メキシコに次いで開催国3か国がすべてベスト16入りとなった。

前半立ち上がりから、ボスニア・ヘルツェゴビナがセットプレーの場面を作りシュートを放つなど優勢に試合を進めた。しかし、ハイドレーションブレイク後の31分、アメリカのエースFWフォラリン・バログン(24)がペナルティーエリア中央から狙い、ゴールにねじ込んだ。これはオフサイドとなったが、“幻のゴール”で勢いづいたアメリカは同45分、MFマリク・ティルマン(24)の縦パスを再びバログンが3人に囲まれながらも左足でゴールに流し込み先制。バログンは今大会3得点目。アメリカサポーターで埋めつくされた会場は大歓声が起こった。

後半、先制したアメリカに不運が起きた。後半19分、先制点を決めたバログンが相手の足を踏み、これが危険行為とみなされレッドカード、一発退場となった。アメリカは10人で戦うことを強いられた。しかし、後半34分には、ボスニア・ヘルツェゴビナのセルゲイ・バルバレス監督にイエローカードが出されるなど一時荒れた展開になるも、冷静に対応したアメリカ。後半37分、フリーキックを獲得しキッカーは先制点をアシストしたティルマン。ボールは壁を越え、相手GKも完全に阻止できず、直接ゴールに吸い込まれた。1人少ない中での追加点。2-0で勝利、ベスト16入りを果たした。勝ったアメリカは次戦ベスト8をかけベルギー(同9位)と対戦する。

先制弾を決めたF.バログン(左)

そのベルギーは、決死の逆転劇を見せた。決勝トーナメント1回戦、セネガル(同15位)と対戦したベルギーは、前半に先制を許すと、後半6分にもエースFWイスマイラ・サール(28)が追加点。2点を追う苦しい展開のベルギーだったが、後半41分4大会連続出場のFWロメル・ルカク(33)が1点を返すと、直後の44分にMFユーリ・ティーレマンス(29)がボレーシュートを決め同点に追いつくと、延長戦でPKを獲得し、ティーレマンスが2ゴール目。3-2でベルギーが大逆転勝利となった。

また、代表歴代最多ゴールを記録するFWハリー・ケイン(32)を擁するイングランド(同4位)は、コンゴ民主共和国(同46位)と対戦。前半開始早々、コンゴ民主共和国に先制を許すし堅い守備に苦しむも、後半30分、エースストライカーのケインが左サイドからのクロスを頭で合わせ同点に、さらに同41分にもケインが決め、2-1でイングランドがベスト16に駒を進めた。ケインはこれで今大会5得点で得点ランキングがノルウェーのアーリング・ハーランド(25)に次ぐ4位となった。

【得点ランキング】
1位 キリアン・エムバペ(フランス)6得点
2位 リオネル・メッシ(アルゼンチン)6得点
3位 アーリング・ハーランド(ノルウェー)5得点
4位 ハリー・ケイン(イングランド)5得点
5位 ウスマン・デンベレ(フランス)4得点
※同得点はアシスト数、試合出場時間数が短い順となる

※写真は左が先制点を決めたF.バログン