公共交通の支援策などを話し合う宮崎県の協議会が、29日、開かれました。
こうした中、新しい交通システムとして期待されているのが、AIを活用したオンデマンド型の乗り合いバスです。

宮崎交通が、去年月から、宮崎市の一部で、本格運行させていている乗り合い型バス「宮交のるーと」。
着実に利用者数が増えていて、市民の新たな足として定着しつつあるようです。

宮崎交通のオンデマンド型乗り合いバス「宮交のるーと」。

専用のアプリで乗車を予約すると、近くの乗車スポットまでバスが迎えに来る仕組みで、「AI」が予約に応じた最適な運行ルートの選定などを行っています。

(利用者)
「週に4回乗っている。タクシー代わりみたいな感じで乗っている」

現在、運行しているのは、宮交シティを中心とした宮崎市南部の恒久や月見ヶ丘など3つのエリア。

事前に専用のアプリかLINEなどを使って、サービスエリア内の乗りたい場所と降りたい場所、そして時間を入力しておけば乗車することができます。

(三浦功将記者)
「失礼します、お世話になります。予約番号がこちらです、三浦と言います」
(運転士)
「はい、どうぞ」

こちらの女性も週に3回、買物や病院に行くときにこのバスを利用しているそうです。

(利用者)
「自分の都合に合わせて、予定に合わせて、予約できる。だから、助かる」

1日の利用者数は平日の多い日で200人近く。先月は、延べおよそ4000人が利用しました。

(宮崎交通乗合部 川崎 智 部長)
「順調に伸びているという実感はある。定時・定路線ではないので、より多くのお客様に利用してもらえるのではないか」

市民の足として定着しつつある「宮交のるーと」。
宮崎交通側にとっては、新規顧客の獲得にかぎらず、運転士不足の解消につながるメリットもあります。

(宮崎交通乗合部 川崎 智 部長)
「基本この車両は大型2種免許がいらないので、採用の幅が広がるというところがメリットの一つ」

「宮交のるーと」の月間の利用者について、宮崎交通では、現在の1.5倍の6000人に増やすことを目指しています。

(宮崎交通乗合部 川崎 智 部長)
「今、登録者数が3000人程度まで伸びてきているが、直近で言えば頭打ちになっているというところがあるので、広報活動を地道に続けていかないといけない」

タクシーと路線バスの中間の存在となる「宮交のるーと」。

宮崎交通では、要望があれば、乗車スポットを増やすことも検討し、利便性の向上を図っていきたいとしています。