台風7号は午前11時現在、高知県室戸岬の南の海上を北上しています。高知県では28日昼前にかけて、うねりを伴った高波に十分注意してください。

台風7号進路図(27日正午推定)

台風7号は27日午前11時には、室戸岬の南南東約140キロの海上を、1時間に約50キロの速さで東北東へ進んでいると見られます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートルで、高知県内の広い範囲が風速15メートル以上の強風域に入っています。

◆坂根優菜記者
「雨が横殴りに降っていて、合羽にあたる雨音がいつもより大きく感じます。また、風も強く吹いています」

総雨量は室戸市で300ミリを超える

梅雨前線が西日本から東日本の太平洋沿岸に停滞し、台風周辺の暖かく湿った空気も流れ込み、県内では大気の状態が非常に不安定となっています。24日の降り始めから27日午前11時までの雨量は、室戸岬で368.5ミリ、室戸市佐喜浜で302ミリ、香美市大栃で279ミリなどとなっています。(黒潮町佐賀…269.5ミリ)

室戸岬で午前9時ごろ、22.8mの最大瞬間風速観測

また、風も強まっていて、室戸岬では午前9時ごろに22.8メートルの最大瞬間風速を観測しました。高知県内では昼過ぎにかけて、海上を中心に非常に強い風が吹く見込みです。予想される最大風速は東部と西部の陸上で15メートル、海上で20メートル、中部の陸上で13メートル、海上で18メートルとなっています。

海上は28日にかけて、うねりを伴ったしけの状態が続く見込みで、予想される波の高さは中部4メートル、東部と西部で5メートルとなっています。気象台は、うねりを伴った高波に十分注意するよう呼びかけています。

土砂崩れがあった国道194号(いの町楠瀬)

台風や大雨の影響で、いの町楠瀬の国道194号では26日午後11時ごろ、道路脇の斜面が幅・高さいずれも約20メートルにわたり、崩れているのが見つかりました。現場付近は通行止めとなっていて、高知県によりますと、復旧は土砂の撤去作業に入ってから10日以上かかる見込みだということです。(迂回路あり)

JR土讃線・予土線は安全確認後、順次運転再開へ

交通機関への影響です。JR土讃線は午前11時半現在、特急列車が阿波池田~高知・窪川間で、普通列車が大歩危~土佐山田間と伊野~窪川間で。予土線は窪川~宇和島間で始発から運転を見合わせています。JR四国は線路点検などを行っていて、異常が無ければ順次、運転を再開するとしています。

また土佐くろしお鉄道中村・宿毛線も全線で運転を見合わせていましたが、昼ごろから運転を再開する予定です。