サッカーワールドカップで、あす第3戦に臨むイラン代表。開催国アメリカとの緊迫した情勢は選手たちにどう影響しているのか。かつてチームを率いたイラン代表の元監督に話を聞きました。
24日、試合会場のあるアメリカ西部シアトルに現地入りしたイラン代表。キャンプ地は開幕直前に緊張が続く開催国アメリカからメキシコに変更され、試合のたびに国境を越えなければなりません。
かつて、イラン代表の監督を務めたイラン系アメリカ人のアフシン・ゴトビ氏はこの異例の状況について…
元イラン代表監督 アフシン・ゴトビ氏
「チームは飛行機で移動し、試合後はすぐにまた戻らなければなりません。身体的・精神的準備や、試合後には体を休める必要があるのに、とても不公平です」
一方、イラン代表が政治に翻弄されるのは、今回に限りません。イランの国民的スポーツであるサッカーは、常にその時々の体制のプロパガンダとして利用されてきたといいます。
元イラン代表監督 アフシン・ゴトビ氏
「プレッシャーは常に感じていました。(当時の)副大統領からは『勝たなければならない』『ワールドカップに行かなければならない』といつも連絡がありました」
今回の大会では、アメリカに住む反体制派のイラン系住民からも非難されるなど、常に政治の影がつきまとうイラン代表。選手たちを目の前の試合に集中させることが監督として求められたといいます。
元イラン代表監督 アフシン・ゴトビ氏
「政治を彼らの頭から切り離すことに腐心しました。自分という個人の枠を超えて、より大きな何かを成し遂げるチャンスだと選手に伝えていました」
イラン代表はあす、エジプト代表との第3戦に臨みます。
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