出雲地方の横穴墓から出土した須恵器を中心にした企画展が、14日から、松江市の島根県立八雲立つ風土記の丘で始まりました。

島根県立八雲立つ風土記の丘とBSS山陰放送が主催で14日からはじまった企画展「いにしえの時をさぐる」。会場には出雲地方の横穴墓から出土した須恵器を中心に展示されています。

古墳時代の遺跡の時期を考える上で重要な資料となる須恵器。窯を使って高い温度で焼き上げることで、より硬い器となり、その製作技術は中世の陶器へと受け継がれました。

島根県立八雲立つ風土記の丘 齋藤大輔 さん
「須恵器ひとつひとつの移り変わりや個性豊かなバリエーションに込められた古墳時代の人々の喜怒哀楽に心をはせていただけたらと思います。」

2月と3月には学芸員による解説も予定されています。企画展「いにしえの時をさぐる」は松江市の県立八雲立つ風土記の丘で3月19日までです。