複数の入居者の部屋の扉をひもで縛り、外に出られないようにしていた疑いがある老人ホームについての問題で、仙台市は24日に、この施設で複数の入居者に不適切なケアが行われていた可能性があると認めました。その上で、施設を退職した職員への任意の聴取を含めた今後の対応を検討していることを明らかにしました。

仙台市議会 鈴木勇治議員:
「この施設では、複数名の、虐待を受けた方がいらっしゃるという理解でよろしいですか」

24日に開かれた仙台市議会の健康福祉委員会で、鈴木勇治議員の質問に対し、市は、この施設で複数の入居者への不適切なケアがあった可能性があると認めました。

仙台市 雫石龍介護事業支援課長:
「複数の入居者に対して、不適切なケアが行われていた可能性があると確認できている。基準上求められているような『検討』や『記録』などに不十分な点が見受けられている」

市は、この施設の実態を知る当時の職員の大半が、すでに退職していることなどから事実認定ができていないと説明しました。

仙台市 雫石龍介護事業支援課長:
「老人福祉法の『老人ホームへの立ち入り検査』の根拠規定には、元職員への調査権が明記されていない。(国からは)元職員への調査を行うなら、法令に基づくものではなく、任意で協力を求めるのが望ましい旨の回答が来ていて、市として取りうる対応について、改めて検討を進めている」

仙台市は、元職員への任意の聴取を含め、今後の対応を検討しているということです。