リニア中央新幹線の静岡工区の着工に向けて、静岡県の鈴木康友知事がJR東海の丹羽俊介社長と7月1日午後に県庁で面会することが決まりました。JR東海による静岡市や大井川流域の住民説明会の実施状況などを直接、確認する見通しです。

リニア中央新幹線の静岡工区をめぐっては、2026年3月、着工の前提となる水資源や生態系に関する県とJR東海の対話が完了したことを受け、JR東海は5月26日から6月22日にかけて静岡市や大井川流域の10市町で住民説明会を行ないました。

鈴木知事は、6月23日の県議会6月定例会で「今回の説明会が大井川流域住民等の皆様に寄り添ったものであったと感じておりますが、県民の皆様の理解醸成につきましては、さらに、説明会の実施状況の詳細を整理するとともに、JR東海からも状況を把握すること等により確認していきます」と述べ、「着工の判断に必要な材料は確実に整いつつあると認識しており、それほど遠くない時期に、何らかの考えをお示しできる」と発言しました。

こうした中、静岡県は6月24日、鈴木知事がJR東海の丹羽俊介社長と7月1日に面会することが決定したと発表しました。

鈴木知事は、JR東海が行った静岡市や大井川流域での住民説明会の実施状況などの詳細について、直接、丹羽社長から確認する見通しです。

一方、静岡工区の着工には、県とJR東海による県自然環境保全条例の協定の締結と、河川法や盛土規制法など法令手続きを終えることが条件となっています。

関係者によりますと、鈴木知事は県議会閉会日の7月7日に着工の容認を正式に表明し、法令の手続きなどが順調に進めば、7月12日を軸に、JR東海と県の自然環境保全条例に基づく協定を締結する方向で最終調整しているということです。