東京大学大学院の研究チームが1日の平均歩数を市区町村別に分析した結果、宮崎県小林市が4026歩と全国で最も少ないという結果となりました。

車社会の地方ならではの課題に、今後、どのような取り組みが必要なのでしょうか。現地を取材しました。

東京大大学院の研究チームは、全国951市区町村の歩数データを分析。

この結果、1日の平均歩数が最も多かったのは、東京都豊島区で1日平均7750歩。これに対し、最も少ない小林市は4026歩で、トップと2倍近い差がつきました。

(小林市民)
「歩かないです。車ばっかりだからですかね」
「車で行って帰るだけだから、あんまり外を出歩かない」
「どのくらいかな。(1日)3000歩くらい?」
「高齢者が多いのと、高齢者にとっての近くの店がない」

健康の維持増進に欠かせない歩行運動。
研究チームによると、今回の結果は個人の意識だけでなく、公共交通機関の利便性や生活関連施設の種類数など地域の「歩きやすさ」が大きく影響しているといいます。

この結果を受け、小林市の担当者は。

(小林市健康推進課 田中智嘉さん)
「通勤方法や通学方法などの生活環境であったり、個人の健康意識、健康状態にもさまざま要因が影響されると認識しているので、一つの参考指標として受け止めている」

小林市では、2020年度から歩いた歩数に応じて毎日ポイントがたまる健康づくりプログラム「こばやし健幸ポイント」を開始。

参加者は年々増加していて、昨年度は2029人が参加し、1日の平均歩数はおよそ7000歩と、全国トップクラスに迫る高い数値を叩き出しています。

つまり、車社会であっても取り組み次第では、歩数を伸ばすことは可能です。

(小林市健康推進課 田中智嘉さん)
「地域の企業や団体の皆様のご支援ご協力を賜りながら、市民総ぐるみで健康の街づくりを進めていきたい」

車が生活必需品である地方ならではの課題が浮き彫りとなった今回の結果。今後の健康づくりへの取り組みに期待がかかります。

ちなみに、宮崎県内の主な自治体を見てみると、宮崎市が5036歩、都城市が4838歩、延岡市が5178歩などとなっています。

ウォーキングを意識して、健康作りに努めましょう。