石川県内は13日も高気圧の影響を受け、各地で4月上旬から中旬並みの気温を観測するなど、季節外れの暖かさとなりました。天気はこのあと下り坂となり、14日は県内全域で曇りや雨の天気となる見込みです。

記者リポート
「午後2時の金沢市内一面雲に覆われていますが、1月と思えないほど暖かく過ごしやすい陽気です」

午前中から気温が上がった県内、春のような陽気に誘われ浅野川沿いでは休憩する人の姿が。金沢市のひがし茶屋街では、コートやダウンを片手に散策する人や着物を着て写真撮影をする多くの観光客でにぎわいました。

埼玉県からの観光客
「厚着で来たんですけど、暑すぎて長袖一枚です。埼玉より暖かい感じがします」

東京からの観光客
「もっと雪があると思ってスノーブーツとか持ってきたけど、全然必要なかった。でも歩きやすい。天気も良くて」

「これまで冬の金沢には、しゃぶしゃぶとかおでん目当てで来るんですけど…今日どうしよう?っていう。こんなに暑くてという感じです。冷たいものでも食べに行こうかな」

日中の最高気温は、小松で18度となったのをはじめ、加賀中津原で16.5度、輪島で15.9度、金沢でも15.6度となるなど、県内9つの観測地点で今年一番の高さとなりました。14日は前線を伴った低気圧が東北地方を通過する見込みで、県内全域で雨が降るでしょう。

14日正午までの24時間に予想される降水量は、加賀で40ミリ、能登で30ミリとなっています。金沢地方気象台は、今夜はじめ頃から14日にかけて雪解けによる土砂災害に、加賀の山地ではなだれに注意するよう呼びかけています。