愛媛県が開発した高級かんきつ「紅プリンセス」をうたった苗木や果実が、中国で販売されている問題を受け、中村知事は22日、鈴木農林水産大臣に緊急要望を行いました。
午前10時から行われた緊急要望では、中村知事が県選出の国会議員らと共に農林水産省を訪れ、鈴木大臣に要望書を手渡しました。
(中村時広 知事)
「我々も戸惑いと同時に残念な思い。そして、早く対応しなければという強い気持ちで来た」
「紅プリンセス」は、愛媛県が20年近い歳月をかけて開発した高級かんきつです。
苗木の販売は県が許可した業者に限っていて、県外に持ち出さないよう、購入者に誓約を求めるなど厳しく管理してきました。
しかし、この「紅プリンセス」の名前をうたった果実が中国の大手通販サイトで販売されているのが見つかり、苗木などが海外へ流出した可能性が浮上しています。
愛媛県は海外への流出阻止へ、中国や韓国での品種登録を進めていますが、手続きが終わっていないため、仮に愛媛から流出したものだと分かっても、今のところ販売を差し止めることができません。
こうした事態を受け、中村知事は鈴木大臣に、国による実態の把握や、流出が確認された場合の支援、それに再発防止に向けた対策などを求めました。
(鈴木憲和 農林水産大臣)
「私どもも大変な危機感を抱いている。今後、こういった事態が2度と起こらないよう、いかに対応できるかということが私たちの正念場」
鈴木大臣は「現在、国会で審議中の改正種苗法の早期成立を目指すとともに、品種開発者の権利を管理する組織をなるべく早く設置したい」とした上で、「連携しながら進めたい」と支援を約束しました。
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