新潟県十日町市で20日、大学と企業、行政が連携した防災イベントが開かれ、参加者は、いざという時の冷静な行動と情報収集の大切さを学びました。

このイベントはBSN防災・減災プロジェクトの一環で、長岡技術科学大学と東京電力ホールディングスが十日町市の協力を得て開催したもので、地元の親子らおよそ30人が参加しました。

参加者は、実物のブレーカーを使って、水害と地震による停電や通電火災の仕組みを体験的に学べるキットを使い、災害時の正しいブレーカーの操作方法を学びました。こうした防災教育は、実際の災害を経験する前に、リアリティのある疑似体験(ワクチン)をすることで、人々の災害対応力(免疫力)を高めることを目指す"防災ワクチン”という概念に基づくもので、防災ワクチンは今年度の文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)を受賞するなど注目されています。

また、子どもたちはラジオづくりにも挑戦。指導を受けながら、はんだごてで小さな部品をいくつも取り付け、1時間前後で自作のラジオを完成させました。
これは、普段からラジオを聞く習慣をつけてもらい、災害時に情報収集の手段として活用してもらうのが狙いです。

自分が作ったラジオから生放送の音が聞こると、子供たちは笑顔に。
また、BSNラジオのリポーターが会場から生中継を行い、参加者は、その模様を出来上がったラジオで体感していました。

主催者は、これからも産学官で連携し、防災の重要性を広く伝えていきたいとしています。