先発に再転向の平良、防御率0.82と大活躍

投手陣の中でも、ひときわ注目を集めているのが平良海馬投手だ。

石垣市出身の26歳は、プロ3年目に新人王、5年目に最優秀中継ぎを獲得。昨季はクローザーとして最多セーブに輝いた。今季からは先発に転向し、さらなる進化を見せている。

ここまでの成績は5勝、防御率0.82と圧巻の成績。150キロ台中盤のストレートと多彩な変化球を武器に、先発した10試合のうち緊急降板した1試合を除く9試合で、6回自責点3点以内のクオリティスタートを達成している。

平良投手自身は現状をこう分析する。

「スピードもしっかり出てますし、もう少し空振りや三振を取っていきたいですけど、0点で抑える意味では良いのかな」

平良海馬投手

言葉に、国内屈指の好投手へと成長した自信がにじむ。

地元・沖縄のマウンドへ、2年連続の凱旋

平良投手にとって、沖縄のマウンドはこれまで先発として1回、リリーフとして2回の経験がある特別な舞台だ。

「球場だけじゃなくて、気候だったり景観だったり、全体的な沖縄の雰囲気というか、そういうのを楽しみにしてます」

昨年も地元のスタジアムで快速球を披露し、観客を沸かせた平良投手。今年に向けては「去年も良いピッチングができた。今年も良い姿を見せられるように準備していきたい」と意気込む。

県勢 “平良対決” 対決にも注目

今回の沖縄開催で、西武の前に立ちはだかるのが東北楽天ゴールデンイーグルスだ。

楽天では今季頭角を現したうるま市出身の27歳、平良竜哉選手が、チームトップの8本塁打を放ちリードオフマンとして定着。西武・平良投手との “平良対決” にも注目が集まる。

平良投手もこの県勢対決を楽しみにしている。

「三振を取りたい。向こうもホームラン打ちたいと思ってるはずなので、そこの対決っていうのはしっかり投げていきたいなと思います。いつものピッチングをしていたら勝ちは勝手についてくる。(沖縄の子どもたちに)プロのレベルを見せていけたら」

西川「いつもと違う大歓声が、好プレーを生んでくれる」

西武を引っ張る西川選手もまた、沖縄の舞台を心待ちにしている。

「いつもと違う歓声が、より良いプレーを生んでくれる。野球を楽しんでもらえるような、野球をやりたくなるようなプレーをできるように頑張ります」

パ・リーグ首位の西武が沖縄でさらなる勢いに乗るか、楽天が巻き返しの糸口をつかむか。国内屈指の好投手に成長した「海馬」と今季覚醒した「竜哉」の “ダブル平良” が地元に凱旋する試合は7月7日と8日に行われる。