2020年、宮城県柴田町で仲間と共謀し、勤め先の会社の社長に暴行を加えて死亡させ、金品を奪うなどした罪に問われている男の差し戻し裁判で、検察側は懲役23年を求刑しました。
強盗致死などの罪に問われているのはパキスタン人のレフマン・アブダル被告(43)です。

起訴状などによりますと、レフマン被告は2020年7月、仲間と共謀して、勤務していた建設会社の社長で柴田町のインド人 シン・ラカウェンダラさん(当時45)に暴行を加えて死亡させ、ビジネスバッグを奪ったなどとされています。

仙台地裁で6月18日に開かれた論告求刑公判で検察側は、「共犯者を被害者の自宅に引き入れたうえ、犯行後には報酬を受け取るなどしていて、共謀の認識があったことは明らか」と指摘。
「被害者が死亡した結果は重大」などとして、レフマン被告に対し懲役23年を求刑しました。一方、弁護側は、「犯行時、レフマン被告が共犯者に加勢した事実を認定できないことなどから、共謀の成立には疑いが残る」として無罪を主張しました。

この事件を巡っては2021年、一審の仙台地裁がレフマン被告に懲役23年の判決を下しましたが、2024年、二審の仙台高裁が捜査段階の被告の供述を取る際に翻訳が誤っていたことを認定。一審判決を破棄し、審理を仙台地裁に差し戻しました。6月に始まった差し戻し審で、レフマン被告は「翻訳の誤りを繰り返されたくない」と黙秘しています。判決は、6月25日に言い渡されます。















