松本サリン事件から32年となるのに合わせ、松本市の消防隊員が、化学物質がまかれたことを想定した訓練を行いました。
(消防隊員)「車内がホットゾーン(危険区域)になる可能性が大です、ショートピックアップを最優先にお願いします」
松本市の芳川消防署で行われたのは、化学テロなどで出動する特殊災害対応隊による訓練です。
バスの車内で乗客が化学物質をまき、刺激臭が発生したとの想定で行われました。
特殊災害対応隊は、32年前、1994年6月27日に起きた松本サリン事件などをきっかけに作られました。
訓練では、特殊災害対応隊員が化学防護服を着て負傷者を助け出したあと、周辺の消防署から参加した救助隊員が、除染のために服を脱がせてシャワーで洗い流すなどしました。
(松本広域消防局・横山功一警防課長)「どこで何が起こるか分からないというのが今の現状です、その中で隊員一人ひとりがイメージをして最初の初動をどう動くかを大事にしてほしい」
松本広域消防局では、松本サリン事件以降に生まれた隊員が全体の3割以上を占め、訓練の機会を通じて当時の教訓を伝えていきたいとしています。
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