言わずと知れた国民的まんが「ドラえもん」。

40年以上前に掲載されたエピソードにこんなものがあります。

「日曜のほか1日も休めない。こんなつまんない月があるか!」
のび太が嘆いたのは、6月に国民の祝日が1日もないこと。

そんなのび太にドラえもんは、好きな日を休日にできる道具を出した…というものです。

40年の時を経た今もなお、人々はのび太のように悩んでいるようで…。

学生
「6月は休みがなくて学校だったり仕事が忙しい」

会社員
「祝日がないからこそ、有給を取ろうかなと。そのへんがどんどん取りやすい環境になるといいかなと思う」

会社員
「祝日があったほうが(家族と)予定が合わせやすいので、ないと少し大変」

そんな6月に祝日を作ろうという動きも。

山形・朝日町議会
「両手を上に挙げ天を仰ぎ深呼吸をお願いします。それではご一緒に、ふーーー」

なんともシュールなこちら、山形県朝日町の議会で空気に感謝するために毎年行われている「空気議会」です。

国連の世界環境デーの6月5日を町は条例で「空気の日」と定めています。

朝日町議会 阿部為吉議長
「空気というものは30秒間、1分でも吸っていないとあの世に行ってしまう。これほど大切なことはない」

町は6月5日を国民の祝日にするよう、国に2度、意見書を出しましたが、まだ、実現していません。

民間の調査では6月のカレンダーを見たときに「絶望」や「ストレス」を感じる人がおよそ7割。休みづらいという「閉塞感」を感じる人も半数以上に。

日本の年間の祝日は16日と海外と比べても多い方ですがさらに祝日を増やすべきなのでしょうか。

ニッセイ基礎研究所 斎藤太郎経済調査部長
「祝日が増えると、何か景気がよくなるというイメージがあると思うんですけど、 必ずしもそうではなく、営業日が大事になってくる業種というのは、その営業日自体も強制的に減らされてしまうので、景気にはマイナスという面もある」

厚労省が2025年に発表した有給取得率は、1984年の調査開始以降、過去最高を記録。
にもかかわらず、休みが取りづらい状況が残っていることについて、斎藤氏は。

ニッセイ基礎研究所 斎藤太郎経済調査部長
「また有給が残っている人がほとんどなので、それを自主的にその仕事の都合とかで自分の生活に合わせて取る方が健全だし、効率的だと思う。働き方や生活の多様化に合わせて、休み方も多様化するべき」