そして翌朝、捕獲器には、前日捕獲できなかった警戒心が強い三毛猫を含む5匹が、捕獲器にかかっていました。お腹を空かせたのか、はたまた油断したのか。人間を見て驚いた様子でしたが、しばらくすると猫たちは落ち着きました。

ワゴン車の中で不妊・去勢手術

捕獲した猫を連れて活動拠点の「へそ天」に戻ると、そこに1台のワゴン車がやってきました。「移動手術車」です。

「移動手術車」は、ワゴン車などの中に手術台、麻酔器、滅菌機器などを搭載した車で、過疎地域での医療支援や野良猫の不妊去勢手術などに活用されています。

やってきた移動手術車は、連携する動物病院の車です。「しまんとねこ」は、こうした手術の場所を提供し、補助金申請のサポートなども行っていて、この日は、他の地区で捕獲された猫や、個人が保護した猫も連れられてきました。

猫を連れてきた女性:
「この子は、自宅の床下で雨をしのいで…。外におったけど『猫が好き』というのもあるし、かわいそうなけん『助けたい』という気持ちで…」

猫の繁殖力は非常に強く、メスは生後半年ほどで妊娠が可能となります。出産は年に2~3回で、一度の出産で数匹を産みます。繁殖を抑えることで、殺処分される猫を減らすことにつながります。