被爆者団体「長崎被災協」が設立70年を記念して進めている展示品のリニューアルに向けた設営作業が12日から始まりました。

長崎被災協は今月23日の設立70年に向け講堂の展示を被爆者運動のあゆみを伝える内容にリニューアルすることにしていて、新たな展示品も多く寄せられています。

ぎんなん人形は、被爆詩人・福田須磨子さんが生活のために作り土産物として販売していた物で、人形作りを手伝ったという女性の遺族が寄贈しました。

福田さんから人形をもらった年も記されています。

展示内容の検討委員 長崎平和文化研究所 木永勝也客員研究員:
「 “昭和33年(1958年)”と、福田須磨子さんがやり始めた時期の年が書いてあり、びっくりした。資料として非常にありがたい」

被爆から10年、何の支援もなかった被爆者たちが生活の糧として作っていた物や、被爆者援護を求める運動を象徴する物など100点以上を展示予定です。

長崎被災協 横山照子副会長:
「被爆後10年で、物も言えない、自分たちの病気も治さないといけない、そういう時代を経てきて、ようやく立ち上がってきたことを読み取ってほしい」と話していました。

展示は今月23日にお披露目される予定で、被災協では、その後も随時内容を充実させていきたいとしています。