衛星では捉えられない、海の上のデータ空白

豪雨の直前、空の下の海では何が起きているのでしょうか? 毎年猛威を振るう、線状降水帯。その “燃料” となる「水蒸気」が海の上をどう動くのかは、これまでほとんど観測できていませんでしたが、NTTと沖縄科学技術大学院大学(OIST)が今年度、その空白を埋めるべく東シナ海へと観測域を広げました。

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2025年5月、NTTとOISTは、気象研究所と共同研究契約を締結しました。

現状の気象衛星によるリモートセンシングだけでは、台風直下や線状降水帯の発生・発達に関わる海上気象や海洋表層のデータを直接捉えることが難しいという問題意識が、共同研究のきっかけでした。

現状は、“豪雨を引き起こすメカニズム”を知る上で核心となる部分に、観測の網をかけられていない状態だからです。