百貨店大手の松屋は3月1日付で社長が交代する人事を発表しました。

新たに松屋の社長に就任するのは代表取締役専務執行役員の古屋毅彦氏です。2007年から社長を務める秋田正紀氏は取締役会長兼取締役会議長に就任します。

古屋専務は松屋の創業家の出身で1996年から当時の東京三菱銀行で勤務した後、2001年に松屋に入社。銀座店のリニューアルを主導したほか、グループ担当の取締役として不動産事業の拡大に取り組みました。

秋田社長は会見で今回の社長交代について「業績や財務状況も大きく改善してきたことを踏まえ、より成長を図っていくための良いタイミング」と説明しました。

一方、社長に昇格する古屋専務は「変化の激しい時代なので大変ではあるが、やりがいを感じるし、新しい挑戦が楽しみ。銀座と言えば松屋と思ってもらえる象徴のようなお店になりたい」と抱負を語りました。