島根県松江市にある島根原子力発電所2号機で、30年以上にわたって正規品ではない模擬の金具が取り付けられていた問題で、島根県と松江市などは、立入調査を行い、中国電力から、原因や再発防止策などを聞き取りました。
島根県や松江市、鳥取県など、2県6市は島根原発を訪れ、問題発生の原因や経緯、そして、再発防止策を確認しました。
島根原子力発電所 阿川一美所長「地域の皆様をはじめ、多くの関係者の方々に、ご心配をお掛けしたことを深くお詫びいたします」
間違って取り付けられていたのは、原子炉内の燃料を支える金具で、動作確認用の模擬品だったため、燃料の冷却水を通す穴が正規品より小さく、1995年の定期検査の際、正規品と区別できない状態で置いていたため、取り違えてしまったということです。
発覚まで、計3300日以上、中電が定める冷却効率に関する指標を満たしていませんでしたが、中電は、原発の運転に影響はなかったとしています。
島根県などは、正しい部品の構造や当時の作業報告書・図面などを確認するとともに、中電から、正規品と模擬品とは形状や色を分ける、部品置場の区分を明確にするといった再発防止策の説明を受けました。
島根県原子力安全対策課 原子力安全監視室 田中浩一室長「今後、職員に対する教育といった対策も立てられているので、今後の対策も含めて県としては、引き続き状況を注視していきたい」
島根原子力発電所 阿川一美所長「当社と協力会社一体となって、しっかり再発防止を進めて、2度とこういった事案を起こさないように、安全な発電所を目指していきたい」
島根県や松江市、鳥取県などは、今回の原因分析や再発防止策などの確認をもとに、1ヶ月以内をめどに報告書を作成し、公開するとしています。
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