2026年3月、宮城県の塩釜港で宮城海上保安部の巡視船から重油が流出した問題で、被害を受け4月末までに処分されたワカメついて、第二管区海上保安本部と塩釜市漁業組合との間で示談が成立しました。
損害額の一部、約8560万円が6月中に支払われる予定です。

10日午後、二管本部の幹部らが塩釜市の漁協を訪れ、示談金の支払いなどについて説明を行いました。

この問題は、2026年3月25日、塩釜港に停泊中だった宮城海保の巡視船「ざおう」から推定で1万5000リットルの重油が流出し、収穫前のワカメやコンブなどに被害が出たものです。

県によりますと、出荷できなくなった塩釜市の養殖ワカメやコンブ、七ヶ浜町のノリの損害額は、あわせて6億円から7億円にのぼるとみられています。

二管本部と漁協の間では、4月末までに処分されたワカメ約480t分について、10日に示談協定書が締結され、6月中に約8560万円が支払われるということです。

塩釜市漁業協同組合 櫻井悟組合長:
「支払ってもらえるというのは、漁業者にとって安堵感はちょっとはあると思う」

その一方で重油が漏れた原因については…

記者:「重油が漏れた原因の説明は」

二管本部 白崎俊介本部長:
「きょうはしていないが、今月中を目途に事故原因と再発防止策について漁業者に説明する機会を設けさせていただきたいとお願いした」

二管本部の白崎本部長は、「最終的な詰めの調査を行っていて、終わり次第、漁業者に説明したい」と重油漏れの原因について明言を避けました。

塩釜市漁業協同組合 櫻井悟組合長:
「メインタンクから補助タンクに移したときに漏れたという話で、人的ミスか機械の不具合かは、まだ説明を受けていない」

漁協では、5月以降に陸揚げされたワカメなどの損害についても今後、二管本部に請求する方針です。














