長崎県雲仙市に住む尾首玲子さん(73)。40代で難病「網膜色素変性症」を患い、50代になる頃には完全に光を失いました。

暗闇の中で尾首さんを救ったのは、ある日コンサートで出会った「バイオリン」の音色でした。その日のうちに指導者に直談判し、今では歴18年目のバイオリニストです。

「私が見えていたらバイオリンは弾いていなかったかもしれません。見えなくなってよかったとよ。人生が広がった」

そう明るく語る尾首さん。1人暮らしで、週に4回就労支援施設の厨房で働きながら、毎週のレッスンに励んでいます。

レパートリーは10曲以上。16年前に亡くなった夫からの「バイオリンを頑張れよ」という言葉を胸に、今日も音色を紡いでいます。

この記事では、尾首さんが奏でる温かなバイオリンの音色を動画で紹介しています。