先月30日、長崎県対馬市で、30代の男性が、警視庁の警察官を名乗る男らから、捜査名目で現金100万円をだまし取られるニセ電話詐欺が発生しました。

被害にあったのは、熊本県熊本市内に住む30代の男性です。
事件当時、男性は、仕事の関係で長崎県対馬市に出張中でした。

警察によりますと、先月29日、男性のスマートフォンにドコモオペレーターを名乗る女から「+(プラス)」で始まる番号で電話がありました。

女は「あなた名義で契約された携帯電話番号が迷惑電話などに使われています。警察に被害届を出してください。」などと話し、警視庁組織犯罪対策部の「服部ケンジ」を名乗る男に、電話を転送しました。

男は「あなたの口座がマネーロンダリングに利用されている」「容疑者として取り調べる」と話し、男性の口座から、警視庁で管理する口座に送金するよう要求したということです。

男性は、男から継続捜査のためにLINEの追加を求められ、LINEのビデオ通話で男と会話をしました。

男は、私服姿で警察手帳を見せてきたといいます。また、男はLINEのトークで男性の個人情報が記載された、逮捕状や捜索差押令状を送ってきたため、これを信じた男性はネット銀行から男が指定する口座に、現金約100万円を振込み、だまし取られたということです。

男性は、振込後に男から指定された口座が外国人名義であることに気づいて不審に思い、その後、男から再びビデオ通話で金の振込みを要求されたため、通話を繋いだまま警察署を訪れて、詐欺被害にあったことが分かりました。

警察はニセ電話詐欺事件として捜査を進めています。

全国的に、警察官などをかたり、捜査名目で現金等をだましとるニセ電話詐欺が急増しています。

警察は──
・警察がプラスから始まる国際電話番号やビデオ通話で電話をすることはない
・電話やメールで金の話をされたら、必ず家族や警察に相談するなど注意を呼びかけています。