高齢化で断念する事態に

地域に愛され、村に夏の訪れを告げる伝統の祭り。

しかし2025年、ある深刻な理由で祭りが中止に追い込まれたのです。

宝珠山ほたるを育てる会 川村清孝 会長(74)
「本当はやりたかったんですけど、ちょうど田植えの時期と一緒になる。(メンバーも)高齢化で人手不足はどうしようもない」

祭りを運営する『宝珠山ほたるを育てる会』の半数以上が74歳以上。

祭りを支えるメンバーの高齢化、さらに、村が一年で最も忙しい田植えの時期と重なるため、2025年はいよいよ人手が足りなくなり、ついに開催を断念せざるを得なかったのです。

豪雨被害を乗り越えたものの・・・

『育てる会』の歴史は約50年。

農薬などで激減したホタルを復活させようと、名所として知られる山口県で飼育方法を学びました。

地道な繁殖活動が実を結び、再びホタルが東峰村に戻ってきました。

そして、1987年には祭りを開催するまでに至りました。

しかし、2017年の九州北部豪雨で大量の土砂が川を埋め尽くしホタルは壊滅状態に…

それでも川村さんたちは諦めませんでした。

泥をかき出し、再びホタルを呼び戻したのです。

ただ自然の猛威を乗り越えた先に待っていたのは、村の高齢化という現実。

かつて40人以上いた会員は、わずか11人にまで減少しました。

宝珠山ほたるを育てる会 川村清孝 会長(74)
「高齢化と会員不足といいますかね、70歳以上の方が半分。(祭りの)準備だけでも大変なんですよね。若い人が会員に入ってくれば違うのでしょうけど入る方がいない。やっぱり会員がもっといたら」