日本時間の金曜日朝、いよいよサッカー・ワールドカップが開幕します。開催地アメリカでは準備が大詰めを迎えていますが、様々な費用が“とにかく高い”と悲鳴があがっています。
サッカー・ワールドカップ開幕まで、あと3日。ニューヨーク市内では、応援グッズの販売が始まっています。
グッズ売り場の男性
「この帽子は20ドルです。この本は10ドル」
サッカー人気の高い南米系の住民が集まる店では…
記者
「コロンビア料理の店ですが、店内はワールドカップ一色です。日本の旗もあります」
エクアドル系の住民
「エクアドル!私たちはできる!」
開幕へ期待が高まるなか、多くの人が口にするのが…
グッズ売り場の男性
「チケットはとても高いです、とても!」
ブラジル人の男性
「(ブラジル戦のチケットを)チェックしたら、1300ドル(約21万円)だった」
チケット価格の高騰です。
今回の大会では、需要に応じて価格が変わる「ダイナミックプライシング」を初めて採用。
公式サイトでは、購入者が自由に価格を設定し転売することを認めているほか、大手転売サイトではきょうの時点で、決勝戦のチケットの最低価格は1枚およそ121万円。「高すぎる」との批判が相次ぎ、ニューヨーク州の司法当局などが調査を実施しています。
価格高騰はこちらでも…
記者
「もう一つ課題となっているのが、会場までの移動手段です」
決勝が行われる試合会場は、ニューヨーク市から川を隔てて10キロほど。客は鉄道、バス、配車サービスの利用が求められています。
主力となる鉄道は、普段の往復運賃がおよそ13ドルのところ、当初、設定された特別料金は…
鉄道会社の社長
「往復150ドル(約2万4000円)です」
なんと11倍あまり!ファンなどの反発にあい、3割ほど値下げされましたが、それでも普段の8倍ほどと高いままです。
ニューヨーク市民
「車で来るなと言っておいて、なぜ運賃をこんなに高くするの」
さらに、直行バスも当初は80ドルと高額の設定に。こちらも反発を受け、自治体などが負担した結果、20ドルに下がりました。
スクールバスも導入して車両を確保しますが、運べるのは8万人の観客のうち、1万8000人です。
そこで、こんなアイデアも…
フェリーの乗客
「サッカー観戦に行くなら、フェリーがおすすめだよ。対岸まであっという間だし、一番賢い行き方さ」
第三の交通手段であるフェリー。ニューヨークと対岸を結ぶ市民の足となっていますが、大会の公式ルートとしては整備されていません。
警備やインフラの整備によって、様々な価格が高騰する今回の大会。多くの課題を抱えながら、大会の開幕が目前に迫っています。
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