放送・配信分野の優れた番組や個人を表彰する今年の放送文化基金賞がきょう、発表され、放送文化部門ではTBSテレビ・報道局記者の「17年にわたる『死刑』当事者の肉声記録と番組の制作」が選ばれました。

「死刑」めぐる“当事者の肉声” 17年の記録

今年の放送文化基金賞には16の番組と15の個人やグループが選ばれました。

このうち、放送文化部門ではTBSテレビ・西村匡史記者の「17年にわたる『死刑』当事者の肉声記録と番組の制作」が選ばれました。

西村記者は死刑囚とその家族や、被害者の遺族。死刑の判断を下した人々など、当事者の肉声を17年にわたり記録し続けて番組を制作。

「日本人に死刑制度についての熟考を促す力を持ち、裁判員制度の中、誰もが判断を迫られるはずの問題にもかかわらず、必要な議論が深まらない今、貴重な社会的意義がある」と評価されました。

<TBS NEWS DIG Powered by JNNで配信中>

家族が死刑囚になったーー「殺人鬼の家族と呼ばれようとも」 残された両親と弟、過酷な現実の中で今も生き続ける
「死刑を早めて」妻や息子ら3人を殺害した死刑囚、“償えない罪”に苦悶 遺族が差し入れに込めた“切実な願い”
「自分の弁護で死刑にしてしまった」十字架背負う弁護士 死刑囚との伴走が生んだ「奇跡」
求められる「死刑」の情報公開 アメリカの死刑囚に獄中取材 死刑執行その時なにが…【報道特集】
「今でも死刑囚の顔が…」裁判員経験者が死刑の国民的議論求め署名開始 死刑廃止の欧州の現場は?仏では学校で「死刑の授業」スペインでは「遺族と加害者の対話」【news23】

その他の放送文化部門では、
▼北海道放送・アイヌ差別取材班による「10年にわたるアイヌ民族への差別・ヘイト問題の放送活動と行政を動かした実績」、
▼沖縄テレビ放送・「郷土劇場」制作チームによる「“ウチナー芝居”といわれる郷土芸能文化を65年間にわたって継承してきた功績」、
▼NHK・「ディープオーシャン」シリーズ制作チームによる「長年にわたり深海シリーズを制作し世界へ国際展開した実績」が選ばれました。