イギリスの伝説的ミュージシャンで3大ギタリストの1人と呼ばれたジェフ・ベックさんが亡くなりました。78歳でした。

公式ウェブサイトなどによりますと、ベックさんは細菌性髄膜炎にかかり、10日、亡くなりました。

ロンドン近郊出身のベックさんは1962年、18歳で本格的にバンド活動を開始。65年には、当時の著名バンド「ザ・ヤードバーズ」に加入しました。その後、自身の名を冠した複数のグループを経て、70年代には名盤として知られる「ブロウ・バイ・ブロウ」「ワイアード」などのソロ・アルバムでロック・インストゥルメンタルの新しい形を開拓しました。

その後も多作ではないものの、作品を発表し続けて、その独特の存在感から「孤高のギタリスト」とも呼ばれました。

去年も俳優のジョニー・デップさんとともにアルバムをリリース。ツアーも行うなど精力的に活動していました。

訃報を受けてミュージシャンたちからも惜しむ声が相次いでいます。

同じ時代にデビューし、ベックさんとともに3大ギタリストと称されたエリック・クラプトンさんは、ツイッターで写真とともに「永遠に」と一言。もう1人のジミー・ペイジさんは、「彼のテクニックは唯一無二で、想像力は無限だった」とコメントしました。

また、第一期ジェフ・ベック・グループでヴォーカルを務めたことでメジャーになったロッド・スチュワートさんは、ツィッタ―に一緒に写った写真を掲載。「ステージ上で俺の歌を聞いて、それに反応してくる数少ないギタリストの一人だった。ジェフ、あんた最高だったよ」と書き込みました。

ジェフ・ベックさんは78歳でした。