宮崎市の新たな取り組みです。
今年9月、宮崎市では人気アイドルグループ「日向坂46」の音楽イベントが開催されます。
このイベントはおととしも開催されましたが、その際、課題となったのが宿泊施設不足です。
こうした中、宮崎市は初めて試験的に「イベント民泊」に取り組むと発表しました。
「イベント民泊」とは、多くの集客が見込まれるイベントなどに限り、自宅を宿泊施設として提供できる仕組みで、旅館業法の営業許可は必要ありません。
宮崎市は「イベント民泊」により、宿泊施設不足の解消だけではなく、地域の人との交流促進にも期待を寄せています。
おととし、宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎で開催された日向坂46の音楽イベント「ひなたフェス」。
2日間で4万人を動員し、大きな経済効果をもたらした一方、市内の宿泊施設はほとんどが満室状態となり、一部のファンが市外、さらには県外へ宿泊したケースも発生。宿泊施設不足が課題となりました。
(宮崎市観光戦略課 柴原德雄さん)
「せっかく来ていただくファンに対して、安心して過ごせる場所、安心して泊まれる場所を提供するためのことが必要なんじゃないか」

多くのファンが宮崎市内に滞在できるよう、市が、今回、初めて実施する「イベント民泊」。
参加できるのは青島・木花地区の住民で、6日には、地元住民の要望を受け勉強会が開催されました。

(出席者)
「宿泊する人がいる時間帯は、オーナーは(自宅に)いなくちゃいけないのか、留守にしていてもいいのか?」
勉強会では、市の担当者から宿泊者と自宅提供者とのマッチングの流れや料金設定の考え方などが説明され、住民たちからもさまざまな質問が挙がりました。

(岩切保篤さん)
「そこ(最寄り駅)まで送ってあげるよとか、迎えに行きますよとかというのは別に(問題ない)?」
(宮崎市)
「そういうのは全然!」
勉強会に参加した岩切保篤さん。3年前、神奈川県から移住し、今回のイベント民泊の参加を検討している一人です。
(岩切保篤さん)
「今回の民泊で提供しようと思う部屋が、こちらになります」


趣味の自転車を通して国内外の旅行先で多くの人と交流してきたという岩切さん。
将来的に自宅で民泊を始めようと計画中で、今回の「イベント民泊」はその勉強材料になればと考えています。
(岩切保篤さん)
「自分たちが住んでいる地域を、もっと宮崎の良さを、来た人が感激してもらえればそれが一番」

全国からファンが訪れる大型イベント。
市は受け入れ態勢を万全にすべく準備を進めたいとしています。
(宮崎市観光戦略課 柴原德雄さん)
「宿泊施設が満室であることを理由に来てもらうことを諦めるわけではなく、ぜひ、フェスに参加してもらって、宮崎を楽しんでもらうための手助けが、おもてなしの一つになることを期待している」

宮崎市は「イベント民泊」の参加者を今月15日まで募集しているということです。
詳しくは市のホームページをご覧ください。
今回の「ひなたフェス」がどのような効果を生むのか楽しみです。














