栃木県で69歳の女性が殺害された強盗殺人事件で、警察は、女性の息子2人に対する強盗殺人未遂の疑いで事件の指示役とみられる夫婦を再逮捕しました。
この事件は、先月、栃木県上三川町の住宅で、住人の富山英子さん(69)が刃物で20か所以上を刺され、殺害されるなどしたものです。
これまでに強盗殺人の疑いで実行役の少年4人や少年らに指示を出していたとみられる竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)が逮捕されていて、リクルーター役の男子高校生(18)も職安法違反の疑いで逮捕されています。
警察はきのう(6日)までに、実行役の少年4人を富山さんの40代の長男と30代の次男に対する強盗殺人未遂の疑いで再逮捕していますが、きょう(7日)新たに竹前容疑者夫婦を強盗殺人未遂の疑いで再逮捕しました。
警察によりますと、竹前容疑者夫婦は少年4人らと共謀して富山さんの自宅に押し入り、物色していた際に鉢合わせた40代の長男と30代の次男をバールで複数回殴り、殺害しようとした疑いがもたれています。
40代の長男は右腕を骨折するなどの重傷を負い、30代の次男も頭などを殴られ、脳挫傷、外傷性くも膜下出血などの重傷です。
捜査関係者によりますと、竹前容疑者夫婦は事件当時、栃木県内にいて、現場から離れた場所でスマホのアプリで通話しながら実行役の少年らにリアルタイムで指示を出していたとみられています。
また、海斗容疑者は、事件を主導したとみられる益田和彦容疑者(48)から犯行を持ちかけられたとみられています。
捜査関係者によりますと、益田容疑者は海斗容疑者に秘匿性の高い通信アプリで「ルパンやる?」「1億40%」などと4000万円の報酬をうかがわせるメッセージを送信していたということです。
益田容疑者は事件3日後に成田空港から中国の福建省に出国し、その後東南アジアに向かった可能性があるということですが、外務省からは「旅券返納命令」が出されていて、おととい(5日)付けで警察庁からの要請を受けたICPO=国際刑事警察機構に国際手配されています。
身柄の拘束を求める「赤手配」となっていて、ICPOは身長や目の色、左腕のやけどの痕など身体的特徴を公開し、情報提供を呼びかけています。
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