退職交渉に関する仕事を弁護士らに違法に紹介したとして、弁護士法違反などの罪に問われた退職代行サービス「モームリ」運営会社の元社長とその妻の裁判で、検察側は元社長に懲役2年、妻に懲役1年6か月をそれぞれ求刑しました。
「モームリ」運営会社「アルバトロス」と、その元社長・谷本慎二被告(37)、妻の志織被告(32)は、報酬を得る目的で男女174人の退職交渉に関わる法律事務を弁護士らに違法に紹介した罪などに問われています。2人はこれまでの裁判で起訴内容を認めています。
きょう(5日)の裁判で検察側は、「犯行は悪質で常習的。結果は重大で弁護士の信頼を低下させ、強い非難に値する」として、慎二被告に懲役2年、志織被告に懲役1年6か月をそれぞれ求刑しました。また、法人としての「アルバトロス」には罰金200万円を求刑しました。
一方の弁護側は「顧問弁護士に『違法だ』と言われなかったことは言い訳にならない。愚かで稚拙だが、彼らは十分に反省している。会社の代表は辞任し、十分な社会的制裁は受けた」と述べました。
裁判の最後に慎二被告は、「ご迷惑をおかけしてしまったことを反省し、受け止め、償っていきたい」と話しました。判決は8月28日に言い渡される予定です。
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