流線型の独特なフォルムのものや、クラシックカーのようなものまで。
個性溢れるデザインが目を引くこちら全てが、手作りの電気自動車です。

先月、二本松市のエビスサーキットで開催された電気自動車の省エネレース。
高校・大学・社会人の15チームが出場し、自分たちの技術が詰まったエコランカーで、その性能を競います。
その中の1台、黒をベースにオレンジのラインが入ったこちらが、学法福島「エコラン研究部」。電気自動車のエコランレースで、ことし5連覇を狙っています。

福島市にある学法福島高校。
「エコラン研究部」は創部15年目、現在は8人の部員で活動をしています。

鈴木さん
「先輩方から代々受け継いで来たものなので、途切らせたくない」
梅津さん
「5連覇というプレッシャーもかなりありますね」
部の名前にもなっている「エコラン」とは、省エネカーレースの略称。
そのレースで競うのは。
鈴木さん
「限られた電力量で、どれだけの距離を走れるか」
「エコラン」は、スピードは関係なく
制限時間内に限られた電力量でどれだけの距離を走れたか、つまり燃費を競うレースです。
エコランカーは、先輩たちから代々受け継がれてきたもので、経験や知識・技術も後輩たちへと引き継がれてきました。

そこに自分たちのアイデアをプラスし、より効率よく走れるように工夫を凝らし仕上げていきます。
去年まで4連覇をしている大会は「ワールド・エコノ・ムーブ・グランプリ」。
5月の秋田県から始まり、12月の千葉県まで全部で5レースあり、各レースのポイントの合計で競います。

担当毎にエコランカーのセッティングを行います。
鈴木さん
「(担当は)電気班とドライバー、メカニック、タイヤ・チューブに分かれています」
ドライバーとメカニック兼レース中のナビゲーターは・・・。
梅津さん
「大会の時は自分とドライバーと(無線で)つなげて」
鈴木さん
「それをナビゲーターという。去年の先輩の走った動画を見て、今年はどういう作戦でいこうか、どういうコーナーリング、どういうコーナー速度でいこうというのをナビと一緒に話し合ってます」

そして、電気班とは・・・。
佐藤さん
「今はバッテリーの充電を行っています。この鍋を使って、お湯を入れて加温充電します。より多くのエネルギーを出すためにやっている」
国分さん
「正直に申し上げますと、まだ1割程度しか理解できていなくて、ひとつひとつ覚えていかないと」
タイヤ・チューブ担当は・・・。
佐久間さん
「自転車のチューブを切って、タイヤにあったものを手作りしている。薄さと軽さが特徴」
燃費を良くするためにタイヤも軽量化されています。
しかし先月のGWに開催された秋田県の大会でハプニングが。
佐久間さん
「(レース中の小さい石で)タイヤがパンクした。申し訳なさを感じた」
秋田のレースでは高校生クラスで優勝をしてきた「エコラン研究部」。
最後まで走りきりましたが結果は4位。
5連覇に向け出遅れたレースとなってしまいました。
鈴木さん
「エビスのレースではジュニアクラスで優勝」
目標とする大会5連覇に向け、高校生クラスで優勝が必要というプレッシャーの中でのレース。今回のレースは、全てのチームが同じバッテリーを使い1周およそ2.1キロのコースを1時間でどれだけの距離を走れるか、で競います。
エビスサーキットのコースの特徴は、厳しい勾配があること。
一番急なところで10パーセントの勾配、水平距離で10メートルに対し高低差が1メートルの坂道になります。
その場所ではスピードもグッと落ち、電力の消費も激しいものとなります。
中には、その坂を登り切れず止まってしまうチームまで。
いくつかのチームがバッテリー切れや、故障などで止まってしまう中、「エコラン研究部」は、順調に距離を伸し・・・
集中を切らさず見事1時間走りきりました。
その結果は・・・
「高校生クラス1位 学法福島エコラン研究部 16周」
見事、高校生クラスで優勝、大学・社会人も合わせた総合でも3位と見事な結果に。

鈴木さん
「これから先はどんどん技術を上げていって、1位と言ったら学法福島という感じになってくれればいいと思います」
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『ステップ』
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(2026年6月3日放送回より)














